作品説明
漆を塗った面に錫粉を蒔き、細い針を使って柄を描く「針描き」技法で加飾した酒杯です。側面は「拭き漆」仕上げ。
器に漆を塗り、余分な漆を拭き取る作業を数回繰り返すことで、漆特有の艶と木目の透けた器が出来上がります。内側は全面に錫紛を蒔いてあります。
デザインのモチーフは自然や植物で、植物の儚い生涯の風景や情景を想像し文様に落とし込まれています。
漆器ならではの軽さや木のあたたかみ、柔らかさの中にいくつもの繊細な世界が描かれた器は、日常使いから華やかなシーンにもすんなり溶け込みそうです。木箱入りです。
<ご注意点>
手作りのお品のため、同じ表情のものがひとつとしてなく、絵柄の配置、色味や形、大きさに個体差があります。また、可能な限り、実物に近い色味の再現に努めておりますが、お客様のモニターのご利用環境によって、作品の色味の見え方が多少異なる場合がございます。予めご了承のほどお願い致します。
漆芸 | 黒木 紗世
プロフィール
- 1989年 京都府生まれ
- 2013年 京都市立美術大学 漆工科 髹漆専攻 卒業
- 2016年 金沢卯辰山工芸工房 修了 工房賞受賞
- 2017年 国際漆展・石川 アート部門 金賞受賞
- 現在、金沢市内にて制作
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