作品説明
本来の九谷焼には無いオリジナルの葡萄茶(えびちゃ)色による細描が特徴的な上端伸也さん。
酸化焼成によるマットなアイボリーの素地に繊細な筆遣いで描かれる独特の文様は、ヨーロッパの建築物の装飾などからインスピレーションを得ています。
こちらの作品はそんな上端さんの作品の中でも珍しい、鳥獣戯画をモチーフにした盃です。桜の下で楽し気に盃を傾ける蛙がユーモラスに描かれていますが、よく見ると蛙の身体や手にしている徳利や盃にまで上端さんならではの「葡萄茶細描」が施されてます。
「鳥獣戯画」の軽妙さと「葡萄茶細描」の緻密さが見事に融合した個性溢れる作品です。木箱入りです。
<ご注意点>
可能な限り、実物に近い色味の再現に努めておりますが、お客様のモニターのご利用環境によって、作品の色味の見え方が多少異なる場合がございます。予めご了承のほどお願い致します。
九谷焼 | 上端 伸也
プロフィール
- 日本現代工芸美術家協会 会員
- 石川県美術文化協会 会員
- 金沢市工芸協会 協議員
- 1983年 石川県金沢市生まれ
- 2002年 石川県立九谷焼技術研究所 本科 入学
- 2003年 寺井美術作家協会設立30周年記念公募展 努力賞
- 2004年 「酒の器・展」 入選
- 2005年 石川県立九谷焼技術研究所 本科・研究科 修了
- 2005年 卒業制作展パーマネント・コレクション(最優秀賞) 選定
- 2007年 第30回 伝統九谷焼工芸展 新人賞 受賞
- 2011年 第35回 石川県伝統産業技能奨励者 認定
- 2012年 第27回 石川の現代工芸展 エフエム石川社長賞 受賞
- 2013年 第52回 日本現代工芸美術展 初入選
- 2014年 第70回 記念現代美術展 最高賞(金沢市長賞・技術賞) 受賞
- 2015年 世界工芸コンペティション ・ 金沢2015〜茶の時空間〜 入選
- 2016年 第72回現代美術展 委嘱 出品
- 2017年 金沢・世界工芸コンペティション 入選
- 2018年 第57回日本現代工芸美術展 現代工芸本会員賞
- その他グループ展、受賞歴多数
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