古墨形 筆架 C｜工藤武

作品説明

まるでアンティークのような風合いの九谷焼の筆架（ひっか）は、古い墨から型を起こして制作されました。

小さな作品ですが、レリーフ状に浮き彫りになった柄に複雑な表情を見せる彩色が施され、細部にまで作品に対するこだわりが感じられます。

筆架とは書道具の一つで、筆を寝かせておく台です。筆置きとも言います。

20代の頃にインドやネパールなどのアジアを旅し、その後九谷焼の技術研修所で教鞭を執られた工藤さんは、様々な地域や時代の陶芸の技術や技法、文化の見識が幅広く、それらが作品の随所に生かされています。 九谷焼の伝統だけにとらわれず、工藤さんご自身が楽しみながら制作された、新しさの中にも懐かしさや温かさを感じさせる作品です。

<ご注意点>
可能な限り、実物に近い色味の再現に努めておりますが、お客様のモニターのご利用環境によって、作品の色味の見え方が多少異なる場合がございます。予めご了承のほどお願い致します。

九谷焼 | 工藤 武

プロフィール

• 1955年 青森市生まれ
• 1974〜82年 金沢大学　法文学部
• 1978〜80年 パキスタン国パンジャブ大学、インド、ネパールを歩く
• 1984〜2015年 石川県立九谷焼技術研修所 在職
• 2015年 個人での制作を始める

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